シングルS7 ジャラグロス(最高2016)
USMシーズン7のシングルレートで使用した構築。
USM環境での初レートということで、大幅強化されたジャラランガを使ってみたくて組んだパーティ。
ジャラランガが苦手な相手をメタグロスで倒し、メタグロスが止まる相手をジャラランガで起点にする展開を狙う。
ジャラランガ @ジメンZ いじっぱり 防弾
A252 S252 H4
竜舞ジャラランガ。竜舞1回で135族と同速。
シーズン初期は専用Z技の両刀型を使っていたのだが、ソウルビートに合わせてフェアリーを出されるだけで、Z技不発+無償の不利対面を作られるという致命的なアド損を負うのが使い辛かった。
そこで積み技を竜の舞にした物理型に変更。インファイトの補完には冷凍パンチを入れた。これがあればマンダやガブ、ついでにランドを倒せるので、通りの悪いドラゴン技は要らない。
技4つ目には天敵となるフェアリーへの打点を入れたかったが、環境に居るフェアリーは弱点がバラけており、鋼・毒・地面のどれを取っても無理な相手が出てくる。
今回は、スカーフ襷が多いテテフや高耐久のレヒレらを一撃で倒すことを諦め、コケコやクチートに刺さる地震を選択した。アイヘや毒突きと比べて技威力が高いので、Zで等倍ゴリ押しが効きやすい点も評価。
ジメンZはほぼ警戒されなかったので、ドヒドイデ絡みの受けループやサイクルパを破壊するのに貢献してくれた。(竜舞1積みジメンZでB特化ドヒドイデが103.1%~122.2%の確1)
特性の防弾も面白い性能をしており、ナットレイへの後出しが安定したり、ツンデツンデのジャイロとロクブラを両方無効化するなど、妙なところにぶっ刺さるのが使っていて楽しかった。
対ゲンガーはヘド爆シャドボ気合玉をすべて無効化できるが、鬼火たたりめ型だと逆に起点にされるので安定はしない。
メタグロス @メタグロスナイト ようき クリアボディ→硬い爪
A252 S252 H4
フェアリーの対策を受け持つメガ枠。
ミミッキュを倒し漏らさないようにバレパンを備えているので小回りが効くが、地震アムハンを切ったので鋼ポケの突破が困難。その辺りはジャラランガに任せている。
雷パンチはテッカグヤやギャラドスとの対面で重宝。
受けループにも刺さる。・・・はずだったのだが、ドヒドイデやエアームドには雷パンチをギリ確3で受けきられてしまう。乱2に持ち込める意地っ張りも一考か。
とは言え暴力的な種族値を誇るので、雑に選出しても仕事してくれる頼もしいポケモンだった。
ミミッキュ @気合の襷 いじっぱり 化けの皮
A252 S252 H4
シャドークロー・じゃれつく・影討ち・剣の舞
ジャラランガとグロスで対応しきれない可能性があるゴーストポケや、積みアタッカーを止める役。
シーズン序盤は専用Z持ちが大発生していたので、襷というだけでそこそこ裏をかけていた。
ミラーをより有利にするために陽気最速にしかったが、使ってみると火力が物足りな過ぎたので準速に変更。
ドリュウズやメガギャラにもびびらずに選出できるのが便利。怯みは土下座。
A172 C84 S252
ダストシュート・岩なだれ・冷凍ビーム・とんぼ返り
奇襲を狙うスカーフゲッコウガ。
初めはハイドロカノンZや草結びZで使っていたのだが、PTに電気が一貫してるせいでコケコを誘いまくったので、返り討ちにできるスカーフ型に変更した。
Sはブースト済みアーゴヨンを抜けるように最速、Cは冷凍ビームでH4振りカミツルギを最低乱数を切って倒せるよう調整。残りをAに。
砂ドリュやヒードランに撃てる滝登りも入れたかったが、代わりに抜く技が無いので泣く泣く断念。グロスとナットがリザードンを呼び込むので岩なだれは切れなかった。
初手のコケコやスカーフテテフを何度も出落ちさせてくれた功労者だが、2割の確率でダストを外すとその後の立ち回りが非常に苦しくなるのが玉にキズ。
H252 B252 D4
ジャイロボール・パワーウィップ・宿木の種・電磁波
メガガル軸とポリクチ軸に対する勝率が悪かったので投入。
主な役割対象はガルーラ、ミミッキュ、マリルリ、ギャラ、グロス辺り。相手のミミッキュからの引き先はグロスよりこっちの方が安心できる。
出てくるメガガルはだいたい炎のパンチを持っていたが、ゴツメと棘で相打ちにできるので問題なかった。ガルーラを倒すために選出しているので、1:1交換に持ち込めれば上等である。
挑発を入れて起点にしたつもりになっているギャラドスをしばくため、草技はA無振りでもそこそこ火力の出るパワーウィップ。
元ははたきおとすを搭載していたが、Z技環境では通りが悪く、ポリ2対面はだいたい交代されるかめざ炎で焼かれるかなので、活きる場面が少なかった。代わりに電磁波を入れて後続のサポート用に使ったが、この枠は要検討。
C252 S252 H4
ここまでで重いハッサム、カバルドン、ヒードラン、モロバレルに抗戦できる枠として、とりあえずの穴埋めに入れていたポケモン。
とりあえずで入れたわりに大活躍してくれたのは、流石ランキング上位の常連といったところ。環境からガブが減ったので動かしやすかった。
炎打点が欲しい時に選出する補完枠なので、炎技は命中安定の火炎放射。
コケコの通りが良いPTなので、Xに見えていたかもしれない。見えていなかったかもしれない。
バトンパがとても苦手。ペンドラーやフワライドが見えたら死を覚悟する。
次シーズンはその辺のケアもしっかりしないとな...と思いつつUSMの初レートはこれにて閉幕。