シングルS4 マリルリ軸トリル壁 (最高2042)
SMシーズン4のシングルレートで使用した構築。
流行が予想されたメガバシャーモに強いポケモンとしてマリルリを軸に、トリルと壁のギミックを組み込んだPT。
以下個別解説
ポリゴン2 @進化の輝石 ひかえめ ダウンロード
H252 C252 D4
トリックルーム・トライアタック・シャドーボール・めざめるパワー炎
前シーズンから続投のアタッカー型ポリ2。
今季はバシャーモの増加によって動き辛くなりそうなポリクチを解散。代わりに炎格闘に強い二匹をトリルアタッカーとして後ろに据えることで、バシャ入りのPTに対する勝率アップを図った。
マリルリを止めにくるナットレイを手早く処理したかったので、サブウェポンにはめざパ炎を採用。ただこの技構成ではバンギに有効打が無いのと、毒まもヒードランが鬱陶しいので、構築によってはめざパは地面でも良いかもしれない。
マリルリ @ノーマルZ いじっぱり 力持ち
H252 A252 D4
腹太鼓・アクアジェット・じゃれつく・滝登り
トリルアタッカーその1。
高火力のアクジェによるバシャーモ縛り性能を期待して採用。メガバシャ解禁によってソラビZ型バシャの割合が減ったのは環境的に追い風だった。
鈍足の積みアタッカーという性質上、トリル展開にも壁展開にも組み込みやすく、疲弊しても腹太鼓Zによって巻き返しが可能。対戦前半はポリ2と組んでトリルで暴れ、後半はキュウコンの壁サポートを受けて太鼓ジェットで締めにかかるといった流れも狙える。
ガラガラ @太い骨 ゆうかん 避雷針
H252 A252 B4
トリルアタッカーその2。
こいつもバシャーモに若干強め。選出画面でゴーストタイプを見せておくことで、ポリ2対面でのバシャーモの跳び膝を躊躇させる効果もあり。
電気ポケの詰ませ性能がかなり高く、コケコやボルトロスへの後出しが安定する便利屋。
マリルリと違ってトリルが切れた状態では強さガタ落ちなので、選出する際にはトリックルームを張るタイミングに注意する必要がある。
キュウコン @光の粘土 おくびょう 雪降らし
H244 S252 B4 D4 C4
襷潰しと二枚壁を一手でこなすことができる優秀な壁張りサポーター。
補助技や再生技を使って壁ターンをやり過ごそうとする相手でも、アンコールと絶対零度で縛ることができる。
シーズン2の構築記事にも書いたが、耐久ポケモンの処理もこいつの役割であり、生半可な攻撃はオーロラベールで遮断して絶対零度を連射していく。試行回数を確保できる一撃技は強い。
VS受けループではゲンガーとバンギに対面しないように注意しながら絶対零度撃ってれば大抵ループ破壊できる。PT面子的に頑丈のエアームドはあまり出てこず、選出される物理受けはほぼドヒドイデだった。
リザードン @リザードナイトX いじっぱり 猛火(→固い爪)
H108 A188 S212
壁下の積みアタッカー。マリルリが苦手とする草や電気を起点にするため採用。
草ポケや電気ポケ(主に水ロトム)が重いとき以外はあまり選出しなかった。
唯一のメガ枠ということもあり、選出画面での存在感は大きかったようで、ステロをよく誘う。サイクルを回すPTではないので、リザを選出していない時は1ターンのアドバンテージとなって美味しい。
ニトチャで皮をはがした後のミミッキュを確一で倒す攻撃技がないのがネックだが、ヒードランに隙を見せたくないので地震を切ることはできなかった。
テッカグヤ @食べ残し ようき ビーストブースト
H36 A196 B4 D28 S244
ヘビーボンバー・ニトロチャージ・身代わり・宿り木の種
元々この枠には竜・地面対策としてパルシェンを入れていたのだが、それだとウツロイドが激重なことが判明。
そこでウツロイドに抗戦でき、竜・地面にある程度の優位性を保ちつつ、マリルリを通す際の障害となるテテフ、ブルル、ナットレイ、カミツルギ、ミミッキュにも強いという欲張りな条件で代案を探したところ見つかったポケモン。
ニトチャ1回でカミツルギを抜いておきたかったので性格を陽気とし、ついでに通常時に準速ガッサを抜けるようにS調整した。
ミミッキュ対面で有利なニトチャ型で採用したが、相手のテッカグヤの身代わりを壊せないほどの低火力なため、AかCに努力値をがっつり振ったボディーパージ型の方が良かったかもしれない。
最高レートは2042でシーズン4は終了。2100の壁は相変わらず高い。
この程度のレートではレンタルの需要は無さそうなので、QRは今回不掲載。